抜歯矯正、非抜歯矯正それぞれのメリット、デメリット
抜歯矯正と非抜歯矯正のメリット、デメリット
矯正治療を行う際の最初の選択肢です。
そろぞれに一長一短があります。
抜歯矯正
メリット
まず歯を抜かずに矯正できないか検討し、抜歯をしたほうがメリットが大きい場合は抜歯矯正をお勧めします。
・確実な矯正が可能。上下の歯のバランスもよく、口元のバランスも良くなります。
・小臼歯を抜いて、後年に親知らずがきれいに生えてくる可能性がある。
デメリット
・歯を抜くことの精神的な負担
・矯正後、スペースが余って歯と歯の間に隙間が残ることがある。
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非抜歯矯正
メリット
軽度の不正咬合のケースでは、ほとんどの場合、歯を抜かない矯正歯科治療を選択します
・歯を4本抜かずにすむ
・抜歯をしないことで精神的な負担が少ない。
デメリット
歯をきれいに並べるためには十分なスペースが必要とされる不正咬合のケースでは、スペースが足りず、矯正が不十分になりやすい。
たとえば
・ガタガタの歯並びの場合 歯並びは綺麗になったけども口元が出る。
・出っ歯を治した場合 出っ歯の改善が抜歯した場合より少ない。
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上記のように矯正が不十分になった場合、再度抜歯をした上で矯正をやり直すこともあります。
その場合1~2年ほど治療期間が余分にかかってしまうことがあります。
・歯を抜かないために顎を拡大する際に使う矯正装置が大きいので不快感がより強くなる。
咬合の状態によっては、やはり抜歯が必要不可欠と診断される場合があります。そのようなケースでは、患者さんに抜歯の必要性と、抜かずに治療した場合のデメリットをご説明しています。
投稿日:2011年10月26日 カテゴリー:院長ブログ