マウスピース矯正 失敗について③

マウスピース矯正 失敗について③

こんにちは、すまいる総合歯科クリニック 院長 渡辺です

以前のブログでも書きましたが 最近、当院で使用しているマウスピースとは異なるやり方のマウスピース型矯正での治療中の方、すでに治療後方も修正ができないかのご相談が増えてきています

一番多いご相談内容が

「マウスピース矯正でガタガタは治ったけれど、歯が出っ歯になってしまった」

この原因については私が動画にて解説を行っていますのでそちらを参考にください

もちろん、修正治療は可能です

次に多いのが、

「出っ歯をマウスピースにて矯正をしたけど治らなかった」

そもそも、出っ歯にも様々な状態があり一概には言えないのですが、骨格性の出っ歯(口ゴボ)はマウスピース型矯正で治療するのは難易度が高いです。

予定より治療期間が長くなったりすることもあり、満足いく結果とするのに苦労する症例もあったりします💦

これは解説をすると長くなりますので詳しくはカウンセリングに来られた方にご説明させていただいておりますので、出っ歯を気にされている方でマウスピース矯正を希望されている方は無料相談をご利用ください

ちなみに以前のブログ

マウスピース矯正の失敗について②

で、私が再治療した症例がそれに当たります

その際に、インビザラインにて抜歯矯正を行い満足いく結果とはなりましたが治療期間が長くなってしまいました。

治療が終了したのが6年以上前となりますが当時かなり苦労したことを覚えています💦

それから、6年ほどの間にインビザラインでの出っ歯の矯正症例は多く経験しましたので、今なら簡単かと言われると今でもそう簡単ではありません。マウスピース型矯正では最難関な治療のひとつと言えます。

ところが

マウスピース(アライナー)を交換するだけの簡単なものと考えられているのか、矯正の経験がほとんどない歯科医師もマウスピース矯正を行い始めている状況です。

もしマウスピース矯正が上手くいかなかった場合、どのようにリカバリー(修正、治す)するのでしょうか?

 

私自身も経験した失敗症例がいくつかあります

①マウスピース矯正でガタガタは治ったけど歯が出っ歯になってしまった

上のほうに偉そうに書いていましたが、私自身が経験しています。現在ではそうならない技術と経験を持っていますが、マウスピース矯正を始めた11年前は経験不足によりそのような結果としてしまいました。

②全く歯が動かず矯正を中止したこと

歯の一つがアンキローシスという状態となっており、どんなに矯正力をかけても1本の歯だけが全く動かず、1年ほど矯正をした時点でしたがそれ以上の矯正を中止して、矯正前の歯の状態にして治療終了したことがあります。

③治療期間が大幅に伸びてしまったこと

矯正期間を2年と予定しておりましたが、歯の移動に長く時間がかかってしまい倍の4年もかかったことがあります ちなみにこの治療は上に書きました骨格性の出っ歯ケースです

④矯正治療中に装置が外れていることに気づかず、大きく後戻りしてしまっていたこと

この場合も予定の期間を伸びてしまいましたし、装置の再装着で患者さんに負担をかけてしまいました

⑤患者さんの希望と私の目標とする歯の位置が異なってしまったこと

私としては予定通りの歯の位置まで矯正を行ったのですが、結果として患者さんの希望する歯の位置と異なってしまい満足させてあげることができませんでした。

⑥歯周組織に負担をかけてしまったこと

歯の移動により歯の周りの骨、歯グキに負担をかけてしまい歯周病の進行をすすめてしまったこと 現在は歯周病の進行が予想される方には歯周病の治療、手術を行います

⑦患者さんがマウスピースを使ってくれない

失敗ではないかもしれませんが、マウスピースの装着時間が不十分で矯正がほとんど進まないケースもあります。インビザラインの場合、1日最低20時間以上装着しないといけませんが、装着時間が足りず、矯正がほとんど進まないケースがあります。そのような場合、ワイヤーにて矯正行わざる得ません。もちろん装置が見えないように舌側矯正で治療することは可能ですが、余分な治療費がかかってしまいます

 

そのような経験をもとに5年前、9年前にマウスピース型矯正のトラブルの可能性について以下のブログを書きましたので興味ある方は参考にしてください

マウスピース矯正について 懸念

粗悪なマウスピース矯正にご注意ください

 

マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べて利点も多いのですが、ワイヤー矯正でないと治せない歯並びもあります。逆にワイヤー矯正では難しくてマウスピース矯正なら比較的簡単なケースもありますのでケースバイケースではありますが。

実際のところ、ご相談に来られる方の90%はマウスピースで矯正しているのですが、その他の方はお断りしているかワイヤーにて矯正を行っています。

 

今はまだマウスピース矯正の失敗が表面化していませんが、かつてのインプラント問題のように今後数年のうちに問題化してくることが懸念されます。

愛媛県 松山市近郊 エミフル松前 すまいる総合歯科クリニック

投稿日:2022年3月31日  カテゴリー:院長ブログ

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