マウスピース矯正の失敗について②
マウスピース矯正の失敗事例についてです
サイトの無料相談にお答えしている中で最近増えてきたのが
「矯正後に出っ歯になったのを治せますか?」という問い合わせがあります
ガタガタの歯並びは治すのはワイヤー矯正でもマウスピース矯正でもそんなに難しくはありません。
ただし、適切な治療を行わないとガタガタは治っても、出っ歯、上下の歯が噛まないなどの矯正の失敗につながることがあります。
通常、ガタガタの歯並びを矯正する場合、歯を抜く方法(抜歯矯正)、抜かない方法(非抜歯矯正)のどちらかを選択します。
歯を抜かない矯正を行う場合、矯正治療中のモニタリングが不十分だと矯正治療後に歯が全体的に前に出る傾向があります
その結果、矯正後にある程度のガタガタは治りますが、歯が前にでてしまうことになります
過去にすまいる総合歯科クリニックに相談があったケースです
治療相談時 県外にてマウスピース矯正をされた方です。
一見ある程度のガタガタは治っているように見えますが
横から見てみますと
歯並びが全体的に前に出ています
横顔をEラインでみると完全に口元が出てしまっています
俗にいう口ゴボの状態です
この方は元々は歯は出ていなかったとのことですが、矯正治療後に前歯が全体的に前に出てしまったそうです。
歯のガタつきはある程度治っているのでマウスピース矯正失敗というよりは非抜歯矯正によるデメリットが出たケースとなります
このようなケースでは歯を抜かない矯正ではなく、歯を抜くべきだったと思われます
そこで、当院では歯を抜歯して再矯正治療を行いました マウスピース矯正のインビザラインにて治療しております。
咬合面
横から
横顔 Eライン 口元の出っ張り感はなくなりました
6年以上前の治療です。当時は技術的に未熟で一部甘い部分もありますがこのように出っ歯を治すことは可能です。
なお、当院では非抜歯矯正でも出っ歯にならないように治療を行っておりますのでご安心ください
すまいる総合歯科クリニック
愛媛県 松山市近郊の田舎から世界レベルのマウスピース矯正を
投稿日:2022年1月15日 カテゴリー:院長ブログ